エレベーターとエスカレーター? うつ伏せと仰向け? 2つの違いがどうしても覚えられないこと

エレベーターとエスカレーター? うつ伏せと仰向け? 2つの違いがどうしても覚えられないこと

昔から違いを見分ける感覚がどうも鈍いらしく、基本的に味や匂いや形状の違いなんてものは、僕にとって大抵あいまいでよく分からないものだ。

バイク・車好きの友人が、写真やそこら辺を走っている車両を見ただけで自然に車種を口にしたり、声優好きの友人がアニメやラジオを聞いて「お、誰々だね」なんて言っていると、いったいどうしたらそんな芸当ができるのだろう、と不思議に思ってしまう。

だから僕は食レポ芸人にはなれないと思う。味が分からないでも「おいしい」or「まずい」で、リアクションを取るくらいはがんばれるかもしれないけれど、産地とか製法とかシェフの技術だとか、そんなのをつらつら聞かされたところで「いいから温かいうちにさっさと食べさせてよ」って感じだ。

だからブラインドテストなんてされた日には、三ツ星の高級イタリアンとかなんとか言って、サイゼリヤの人気 No,1「ミラノ風ドリア」を出されても「やっぱり本場は違うね!」なんて、したり顔でうなづいてしまうに違いない。

いやでもミラノ風ドリアは、サイゼリヤに行ったら必ず頼むしそれなりに食べなれているから、もしかしたら「あ、これサイゼの奴じゃん!」と気づくかもしれないけれど「でも違ったら恥ずかしいし、シェフに悪いし……」なんて悩んだ挙句、やっぱりしたり顔でうなづくのだと思う。

※そもそもイタリアのミラノとは何も関係がないにも関わらず、多くのメニューの中から人気 No,1の座まで上り詰めた実力はあなどれない。

そういう訳で、利き勝負なんかを挑まれた際には全力で拒否する準備はできているのだけれど、幸いにも話を持ち掛けられたことはないから、僕の周囲の人は思っている以上に優しいのかもしれない。

よかったよかった、めでたしめでたし……という話ではなくて、2つの違いが覚えられなくて日常生活でたびたび困ることがあるよ! ということを今日は言いたかったのだ。

共感してくれる人、いるかなぁ。

 

1、エレベーターとエスカレーター

僕にとって最大の難問であり、いったい全体みんなどうやって違いを覚えているのだろうといつも疑問に思う。

なんでもエレベーターという言葉が、持ち上げるという意味の単語「elevate」を元に作られ、その影響にエスカレーターという商標が生まれたらしい。

そもそも構造的には「カゴを吊って上下に動かす」「階段が斜めに動く」という全く違ったものであるのだから、名前の方ももっとわかりやすい名称にしてほしかった。

僕は普段どうやって理解しているのかと言うと、中学生の頃に見た「CUBE(キューブ)」という映画の特典として収録されていた「ELEVATED(エレベイテッド)」という短編映画がある。

名前から想像がつく通り、エレベーターを舞台としたホラー映画なのだけれど、見たのが10年以上も前にも関わらず、どういう訳かタイトルが頭にこびりついているのだ。

つまりエレベーターと聞いた僕の頭の中では、下記のような思考が繰り広げられ、回答を導き出すのである。

友人「エレベーター乗ってこうよ」

(((エレベーター)))

エレベイテッド

映画のシーンを思い出す

(あぁ箱型の方ね、ハイハイ!)

僕「おっけー! 行こ行こ!」

まったく遠回りったらありゃしない。

それに加えて開閉ボタンも瞬時に違いが分からないから、手を伸ばしてから実際に触れるまで数秒かかってしまう。いっそ “マル or バツ” とか “ひらく or しまる” とかで全国共通にしてほしい。

エレベーターに乗るというのは、僕にとって恐怖と隣り合わせの冒険なのである。

 

2、うつ伏せと仰向け

退職した直後から、整骨院に通っている。姿勢とかいろいろ気になることがあって、惜しみなくお金をつぎ込んでいるのだが(料金はとっても手ごろ)、ひとつだけ困ったことがある。

施術を受ける際にベッドで横になるのだが「仰向けになってください~」「うつ伏せになってください~」などと指示を受けると、2秒ほど時間をおいてからでないと反応できない。

いい覚え方も浮かばないので、行動がちょっとゆっくりな人を装い(たぶんこっち向きで大丈夫だよね……)という、3割くらいあいまいな気持ちで従っている。

 

3、右と左

僕は成人する直前まで、右と左がすぐに出てこなかった。

中学生の時に、NHKの連続テレビ小説か何かでお母さんが子供に向かって「ほらほら、お箸を持つ方が右ですよ。ほほほ……」と教えるシーンがあり、「これはなんて画期的!!」と目からウロコが落ちまくって以来、高校生くらいまでその方法を使っていた。

お母さんは偉大である。もちろんお父さんもだけれど。

幸いにも現在は右と左もスムーズに分かるようになったが、その時に感じた名前も知らないお母さんへの感謝の気持ちは、今も色あせていない。

 

4、カタギとそうじゃない

堅気って言葉はウィキペディアによると ”暴力団や政治運動などに関係のない人間のこと” だそう。

住む世界が特殊な人たちが使っていそうな言葉なのに、一般人を指し示しているなんて紛らわしい。

北野武や馳星周の作品は何度も繰り返すくらいには好きなので、アウトロー物はそこそこたしなんではいるとは思うけれど、「カタギ」って言葉は、あちら系事務所の壁によく飾ってある「仁義」みたいで、どことなく物騒な響きを感じてしまう。

そんな訳で、カタギって言葉も突然聞くと「あれ、いい人のことだっけ? 悪い人のことだっけ?」と迷ってしまうのだ。

だから新宿とかで「あんたカタギか?」なんてガラの悪い人に聞かれでもしたら、焦った挙句勘違いして「カタギだなんてとんでもない! 僕は全然カタギじゃないですよ~!」なんて口走り、面倒なことに巻き込まれてしまわないように、早いところいい感じの覚え方を見つけておきたい。

 

でも違いが分かったこともあったよ!

ここまで覚えられない尽くしだと悔しいので、30年弱の人生において数少ない違いが分かったことを、自慢させてもらおうと思う。

それは、アメリカのエックスライト社が提供しているカラーIQテストだ。

参照:http://xritephoto.com/

上図のようにカラーパネルが並べられていて、それらを動かしながら適切なグラデーションを作っていくのだが、隣り合う色などはほとんど同じように見えるので、なかなか難しい。

しかし、僕はこちらのテストを始めて受けたとき「Perfect 100%」という結果を出した。並び順に間違いがひとつもなかったそうなのだ。

暇つぶし程度で期待などまったくしていなかったので、かなり驚いた。もう一度やってみたい気もするけれど、せっかく取った満点が取り消しになってしまう気がして、以来2回目は行っていない。

こんな僕でも、色の違いだけは少々分かるのかもしれない。
気になった方は下記リンクよりどうぞ!

エックスライト社 カラーIQテスト:http://xritephoto.com/cool-tools

 

まとめ

2つの違いが覚えられない、ということで思いついた順に書いてみたけれど、恐らくこれ以外にも紛らわしさを感じていることはたくさんあると思う。

日常生活でも「ん?」と引っ掛かりを感じることは多いし、そのたびに周囲からは鈍いなぁなんて思われてしまっているかもしれないけれど、だからと言ってがんばって覚えようとも思わない。

「何がいけないのかなぁ」と考えてみると、結局は興味があるかないか。なのだと思う。幼少時の僕は両親いわく「興味を持ったことに熱中しやすく、それ以外は極めて無関心」という子供だったそうだから、アラサーとなった今でも進歩がないのだろう。

その点はもうあきらめているので、誰かひとりの方にでも共感してもらえたらうれしい。
とはいえ不便なことには違いないので、上記に関して分かりやすい覚え方があれば、ぜひぜひ教えてください!

それではまた!

 

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